最近のスーパーでは、色々と便利なものが多くあります。
レトルト食品然り、缶詰や出汁なんかも便利なものが数多く世に出回っています。
日々仕事に追われ帰ってから料理をされる方々にとって、とても心強い商品です。
私も大変お世話になっております。
それでも思うのです。
やはり、時間はかかれど一からとった出汁に勝るものはないと。
お吸い物好きの者としては、ここは断固として譲れない所です。
そんな時になくてはならないのが、一番だしです。
必要なものはお鍋、水、かつお節、昆布の4アイテム。
まずは下準備として、昆布の表面を砂やほこりを軽く落とす感覚で吹きます。
この時、表面に白い粉が付いてることがありますが、それは旨味成分ですので落とす必要はないです。
ちなみに、かつお節にもイノシン酸という旨味成分が含まれています。
このイノシン、カツオが生きているときにはほぼ含まれておらず、かつお節になる過程で増えていくんだそうです。
不思議ですよね。
ここまで終わったら、昆布が浸かる水(約1Lぐらい)に一晩漬け置きをします。
翌日、昆布が入った状態で火にかけます。
弱火で。強火は禁止です。
一気に沸騰させても、旨味が出ないのでじっくり行きます。
沸騰する直前になったら昆布を取り出します。
沸騰後も入れっぱなしにすると、ぬめりや変に色がついてしまいます。
おいしい一番だしを作るのに、欠かせないポイントです。
昆布を取り除いたら、そのまま一度沸騰させましょう。
一度火を止めて、ここでかつお節の出番です。
一気に加えます。
ただし、沸騰させないように気を付けながらアクを取り除きます。
苦味、雑味の原因になりますので忘れないよに。
一煮立ち寸前で火を止め、かつお節が沈んだら、布巾やキッチンペーパーなどで濾しながら移せば完成です。
愛してやまない、一番だし。
だし巻き卵にも使われますね。
ちなみに、一番だしで使った昆布とかつお節をお鍋に入れ水を投入。
沸騰させてからでかつお節を新たに追加。
アクを取りながら弱火で煮立たせ、同じように濾せば二番だしの完成です。
煮物料理のだしとして使えば、最高です。
ここまで使ったかつお節と昆布を捨てるのは、もったいない。
汁気と絞って千切りにし、砂糖、しょうゆ、塩を加え混ぜ、レンジでチン♪
最高のご飯のお供の完成です。
メチャクチャおいしいので、試してほしい。
私のお気に入りです。