調味料の「さしすせそ」

料理

料理をするときに使う調味料、種類がたくさんあります。

そんな中、基本となる調味料の「さしすせそ」。

聞いたことがある人もいるかと思います。

さ・・・砂糖
し・・・塩
す・・・酢
せ・・・しょうゆ
そ・・・味噌

この五つが特に和食を作るときには、基本の調味料となります。

ちなみに、この「さしすせそ」の順番にも意味があります。

砂糖、塩、酢、しょうゆ、味噌の順番に入れるのが理想です。

砂糖は粒子が大きいので素材に染み込むまで時間がかかると同時に、素材を柔らかくする力もあります。

砂糖にも種類が多くありますが、一般的には上白糖が使われることが多いかと思います。

もちろんご家庭によって変わってくると思いますので、お好みのものを使っていただいて大丈夫です。

塩は砂糖より粒子が小さく素材に染み込みやすいので、砂糖のあとがオススメです。

酢、しょうゆ、味噌は、料理に風味を付け、味を調えるので最後に入れます。

前回味噌の話をした時にも味噌は沸騰後に入れると言いましたが、味噌を溶かし入れた後に沸騰したりすると、せっかくの風味が飛んでしまって台無しになってしまいます。

酢やしょうゆにも、同じことが入れると思います。

せっかく調味料な話をしているので、ついでに「みりん」についても書きたいと思います。

みりんも皆さん使うことが多いのではないでしょうか。

みりんに「本みりん」と「みりん風調味料」があるのはご存知でしょうか。

この二つは同じようで、別物なのです。

「本みりん」は、米、米こうじ、焼酎を糖化、熟成して作られます。

そのため、アルコールが含まれますので、二十歳未満の方は購入できません。

一方「みりん風調味料」は、高濃度の糖蜜液に、アミノ酸などの調味料を加えてみりんに似せて作った調味料です。

こちらは、アルコールが1%未満なので酒税法に引っかからず、どなたでも購入可能です。

味も「みりん風調味料」の方が甘くできています。

私はお酒が苦手なので、「本みりん」は使わないですね。

酢の酸味が私にはきつくて、あまり使わないのですが、そんな方は私以外にもいるのではないかと思います。

おそらく、酢でも「穀物酢」を使てるのではないでしょうか。

そこでオススメなのが「米酢」です。

「穀物酢」は米以外の穀物やアルコールを使ってるので酸味が強くなってしまいます。

一方「米酢」は、米だけで作られてるので、旨味や風味が豊かな出来上がりです。

個人的には、「穀物酢」が苦手な方でもおいしく頂けるのではないかと思います。

酢で思い出しました。

そういえば先日、「バルサミコ酢」という物を扱う機会があったのですが、初めて見たのです。

「バルサミコ酢」は、イタリア産でぶどう果汁を濃縮し、熟成させた果実酢になります。

甘酸っぱく濃厚な味わいが特徴で、これで作った酢豚がいままの物とは変わった味わいでおいしかったです。